檸檬漫談

早慶に通う留年生ふたりの文通型ブログ

留年生から見た北朝鮮(桑弘羊)

慶應義塾大学留年生活第253日目
文通歴第3日目



早稲田大学5年生の高水準(タカミズジュン)へ



寒冷のみぎり
つつがなくお過ごしのことと存じます。

(和訳:クソ寒いが、留年したお前はあいかわらず、つまらん日を過ごしてるんだろうな。)


今年も残すところあと22日となり、
つむじ風吹く師走の街にも
慌ただしさを感じるこの頃です。


(和訳:まあ、まだまだ、年末とは言えないな。
こっちは晴れているのに、風が吹くから、
無駄に雲が陽を隠して寒くなるあのウザい気候を過ごしているよ。
慌ただしいってのはうそ。街がいくら忙しかろうが、めっちゃ暇な私です。会ってください。)


で、
季節の挨拶を終えたところで、
私の中にひとつの疑問が起こりました。


あれ。今年って何あったっけ?


という疑問です。


それでよーく、考えたわけです。

私のさもしい感性にすら切実に訴えかける事件なかったけー?って。


まず、思い浮かんだのが「日馬富士、後輩をリモコンで殴った件」。
うん、これはただ記憶に新しいだけだ!


次、「座間で9人殺された事件」。
これを手紙に書くのは、おかしすぎる。


次、「北朝鮮のミサイル割と撃ち込まれてる件。」
・・・・・・。
これは、いいんじゃない?
今年の時事問題じゃないですか。
来年の大学受験で、絶対朝鮮戦争らへんを出題する学校あるでしょう。
それに、私以上に、ぼんやりした感性をもつあなたがどう思ってるか聞きたい。


って私のさもしい感性が今、さもしい声で言いました。


じゃあ、2013年のセンター試験世界史で86点という
なんともさもしい点数を頂戴したさもしい私はさもしい身分なりに、
どう、さもしく感受すればいいのでしょう?


今、思い出した感想、つまり
第一に、私があの北朝鮮のニュースを見て思ったこと。

それは、


なーんか、二次大戦前の日本に似てるなあ。


です。


ごめんなさい。
あの、ズキューン!って感じ出せなくて。
コイツ、的を得てやがる!って感じのやつ出せなくて。
分析も論理もなしの、センター試験世界史86点の感性です。


だってね、高水準さん、
あなたは私と同じ世界史の塾に通ってたじゃないですか。
私のできなさ知ってるでしょ?

んで、入塾説明会での先生の一言。
「うちの塾はね、去年度はセンター平均9割ですから。」

ごめんなさい。私は先生の足を引っ張るようなことをしました。
できの悪い生徒ですよ!私は!



話題を戻しましょう。

なーんか、今の北朝鮮、二次大戦前の日本に似てない?

って話でしたね。



約80年前、
二次大戦前の日本、

アメリカやイギリスから今まで不平等な扱い受けたどころか、
大国には植民地があって然りという西欧に倣って満州を建国したのに、

「お前んとこは、認めねーよ。」と列強からつっぱねられてしまいました。

「じゃ、いいもん。」

日本、キレて国連を脱退してしまいました。

その後は、列強からの禁輸措置によって貿易もままならなくなります。



要は、政治経済共に孤立。



めっちゃ今の北朝鮮に似てない?

って思ってしまいました。

政治経済共に孤立ですよ、北朝鮮は。

あの強がる労働党のニュースの感じとか、私にはもはや切ないです。
だって、北朝鮮の国民はまだ世界大戦は続いてると教育されているんですよ。

ああ、切ない。
寒くて、お腹減って、それで世界と戦うなんて、切ない。

だってのちに、日本が負けるの知ってるから。
ボコボコにされて、アメリカに統治してもらったのを習ったから。



ミサイル落ちるのはもちろん困るし、それが一番やなんだけど、
とにかく日本みたいに焼け野原になっても、ただただ切ないです。

それで、
オンボロ木造船で日本海渡って来たりする人が、もっと増えるんでしょうが、
あれだって、命がけの逃避行じゃないですか。
それをわかって、本国に送り返すのもきっと切ないです。
(飛び火して、日本と北朝鮮の二国で焼け野原になってもやだ。切ないし、困る。)


そう、まず私はあのニュースを見て
こう思ったのです。

あなたはどうですか?


・・・・・・。










てか、今年一番の事件って私たちが留年したことじゃん!!!!?


P.S
まずお断りしたいのは、私の世界史は86点です。
しかも、それ、4、5年前の話。
数学は高校で、3点取りました。
要は、知識も論理も備わってない感性なんです。
そう、さもしい、感性。。。

間に受けないでくださいね。
だけれど、私の中に思い浮かんじゃったんだから!
ゆるしてちょ!

桑弘羊(クワヒロヒツジ)